「法音寺高槻支院新本堂建立趣意書」

 大乗山法音寺高槻支院は始祖、広宣院殿安立大法尼、
弘教院殿宗玄大徳、泰山院日進上人の三代先師の唱道された
受持成仏への悲願正法護持広宣流布の遺訓を奉持したる道場でもあります

 当支院は寺門興隆を中心として縁頭山法音寺の経営に依る
社会福祉事業並びに学園事業等に協力し益々拡大発展を来すことを
得ました事は些か社会に貢献する事を得たと存じます。
此れ偏に先師先哲の不屈の自行化他の菩薩行と数多の
善苗主の方々の御芳意に依るものと深く敬仰申し上げております

 顧みますれば、当支院は昭和27年泰山院日進上人により
取得開堂され爾来35年の星霜を経て堂宇の老朽破損甚だしくなりました。
今般、新本堂建立を護持会に計りました処、檀信徒各位の
盛り上がる熱意に新本堂建設を決定し茲に募金に着手致す事となりました。

 凡そ一樹の蔭に宿るも一河の流れを汲むも宿世の縁でございます。
寺院建立への御寄進は菩提心への芽生えともなり仏縁との
深いつながりとなります。何卒皆様の御理解ある御協賛の上、
御芳志賜りたく宜しくお願い申し上げます

  昭和62年1月吉日 法音寺高槻支院護持会