八月二十一日午後一時半より地蔵盆が行われました。

奉仕の皆さんの手によって準備されたテントには、

百個を超す沢山の地蔵盆提灯が吊るされて、

お祭り気分が漂っています。

お地蔵様はお寺の境内の片隅にあり、

何時も蔭から私たちを見守って頂いています。

今日は、格子戸も開き真新しい前垂れをつけた

優しいお顔の地蔵様のお姿の前には

お供養のお菓子や果物・野菜・ジュース等が

盛り沢山にお供えされています。

夏休みで子供さんも大勢みえて、とても楽しそうでにぎやかです。

参詣の方々も次々とお参り頂きテントの中で郡上八幡支院の

渡辺義彰上人をお迎えして地蔵盆の勤行が執り行われ、

皆さんのお焼香も滞りなく終わることができました。

 その後、本堂に移り二時より渡辺義彰上人の許、法要が行われました。

法要が終わると、子供たちは研修棟、境内にと一目散、

そこには昨日からいろいろと工夫を凝らして準備して下さった

遊具で楽しく遊ぶコーナーが待っていました。

魚釣りゲーム・水槽でのコイン落し・スマートボール救い・

輪投げなど、皆楽しそうに,キャー、キャーと

にぎやかな声が境内に響き渡っていました。

子供達は楽しい夏休みの一時を過ごしていました。

 その間本堂では、渡辺義彰上人のお話の真っ最中でした。

「あたりまえ」を私たちは当たり前と思って過ごすことにより、

愚痴や不満が生まれるのです。

今日の一日に徳を積み感謝して喜んで過ごしましょう。」

と解りやすくお話しを頂きました。

 研修棟では、冷やしうどん・かき氷・お茶菓子・コーヒー・などを

用意してお帰りの皆さんを迎える準備をして待っています。

この場所は、皆さんホッと一息をつかれる場所でもあります。

会話を楽しみながらおうどんを頂かれ喜んでお帰り頂けることができました。

私たちは、もう一度「当たり前」の言葉を大事にとらえ、

人に喜びを与え、徳を積み、当たり前の生活を

感謝して過ごして行きたいと思います。

 また前日よりテント張り・提灯吊りなど暑い中

ご奉仕頂き本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

                                           
                      
( 通 信 員 )

「 地 蔵 盆 」