三徳開教百周年記念法要 高槻支院 no1

四月に入り急に温かくなり桜の花が一気

に満開となりました。新緑がまぶしい五

月も近くなり、いよいよ四月二十六日の

記念法要が近づいて参りました。約一年

前より準備検討委員会が一般の方も含め

て発足し定期的に会合が持たれました。

4月初めより準備に取りかかり前日には

悪天候の中で多くの奉仕者の方々に支え

られて時折、強風と雨が降る中で準備は

着々と進められました。誰もが明日の天

候回復を願っての準備作業となりました。

今日のその時を迎える瞬間がやって来ま

した。四月二十六日(日曜日)法音寺三

徳開教百周年と高槻支院新本堂開堂二十

周年の記念すべき日となりました。

天候が色々と気遣われましたが奉仕者の

願いが天に届いたのでしょうか雨は上が

り少しづつ天候は回復に向かう様です。

副山首上人様がお見えになられ玄関では

奉仕者の方々が揃われてお迎えをさせて

頂きました。続いて、来賓の方々も全員

揃われて、徐々に気持ちに緊張感が走り

ます。十時四十五分には、越天楽が流れ、

案内の声に従い参詣された方々は記念法

要が行われる本堂に上がられました。狭

い本堂は一杯になり後ろのフロアにまで

人が溢れるようになりました。いよいよ

記念法要が始まりました。下座より越天

楽が流れる中、お題目が徐々に後ろより

大きく聞こえる様になり散華が空を舞い

参詣されている方々の前に舞い落ち師衆

昇堂が始まりました。宝前では灑水散華

が行われています。一変してお花畑の花

が満開になった様な煌びやかな雰囲気の

中、粛々と法要は進められていきました。

物故者追善法要では本部運営委員を代表

して寺田正義様が代表焼香をされ、続い

て高槻支院運営委員長が代表焼香をされ

ました。始祖及び二祖そして御開山上人

に諸先輩の方々の事績があっての現在で

あります。百年の歴史の流れの中、更に

法音寺三徳を継承拡大すべく私たち信徒

への期待には大きなものがあります。散

華や賀楽の響き心地よく記念法要は厳修

されました。記念法要終了後に関哉法尼

より御挨拶があり「山首上人様の大きな

慈悲の元、ここまで大きくなって参りま

した。今後は信者一丸となって御法の縁

を輪を更に広げて行きたい」と述べられ

ました。続いて副山首上人様より御法話

を拝聴させて頂きました。「お目出度い事

で社会福祉施設で百年以上の歴史を持つ

法音寺の「名古屋養育園」が東京で天皇

陛下出席の下で表彰されました。これは

記念すべき出来事であり、特筆すべきは

ライ病と言われ嫌われ社会的に隔離制度

で苦しまれた方々に積極的に救済の手を

差しのべたのは法音寺であり、後に政府

や宗教法人関係が人権侵害だった事を認

め謝罪文を出している。私達の仏教感化

救済会活動が正しい信仰に基づくもので

あった事を改めて誇りに思うと同時に、

さい先の良い出来事であり法音寺は「今

困っている人は誰でもいらっしゃい」で

あり。そして法音寺が発展する事が世の

中の為にもなる事だ力強くお話されまし

た。

no2

続いて特別加持が行われ身も心も汚

れを取る様に罪障消滅祈祷をして頂きま

した。次に高槻では初めて鏡開き・くす

玉開きが行われました。最初に子供達3

人から記念の花束贈呈が副山首上人様と

鈴木修徳上人様そして関哉法尼様に「お

めでとうございます」と手渡されて三徳

次世代継承への思いを強く持たせて頂き

ました。次は鏡開き・くす玉開きです。

法音寺三徳開教百周年を祝い新たな三徳

開教百年への逞しい成長を願って鏡開き

・くす玉開きが「よいしょ、よいしょ、

3回の掛け声で3回目で同時に樽酒とく

す玉が開かれ、くす玉の中から「祝三徳

開教百周年」の垂れ幕が下がり風に乗っ

て花吹雪が舞い上がりました。続いて副

山首上人様より「法音寺三徳開教百周年

を祝い、更なる三徳開教百年に向けての

成長を願い」乾杯の音頭を取って頂きま

した。「乾杯!」の大きな発声に境内は

祝賀ムードに包まれました。花吹雪と金

粉が漂う樽酒の美味しさで楽しくも新た

な発展を願う鏡開きとなりました。

さあ、バザーが開店しました。メインの

うどんや関東煮には行列ができてしまい

ました。皆さん思い思いの味を境内の中

や研修棟の中で楽しみながら食されてい

ます。研修棟の中では展示会場が設けら

れており「仏教タイムス法音寺特集」の

過去に発刊された五紙がA1サイズに拡

大掲示されて読み易くなっています。法

音寺三徳開教百年の解説や歴史に御開山

上人の大きな業績も知る事が出来ました。

そして高槻支院の「新本堂開堂二十周年

の歩み」と題して新本堂が出来てからの

二十年の歩みが見て判る写真展示で紹介

され、旧の高槻支院の写真を懐かしく、

また近隣支院の法友との集合写真も皆さ

ん懐かしく見ておられました。時折、小

雨もありましたが、バザー会場は閉店の

時間が近づき皆さんは記念品とお供養を

頂いて大きな袋を下げて帰路に着かれま

した。記念品は三徳の文字が入った大き

な「お膳掛け」と「シャーボペン」です。

お膳掛けは家庭で使って頂いた時に「慈

悲・至誠・堪忍」の文字を見て思い出し

て頂けるのではと思います。高槻支院は

新本堂を山首上人様の大きな慈悲により

建立して頂いて二十年が経過しました。

役員及び信者一同が今後とも力を合わせ

、広宣流布に精進を重ねていこうと大き

な節目に出逢えた事を喜び、決意を新た

に三徳開教百年の記念行事を無事に終え

る事が出来ました。副山首上人様はじめ

皆様ご支援ご協力有り難うざいました。